■■ 冠山〜平家平  2005・08・07 ■■
7月の伊吹山が悪天候のため中止になり、2ヶ月ぶりの山楽会の山行。
毎年、カタクリを見に来るこのコースも、夏のこの時期は始めて。
中七番からスタートするが、最近は沢沿いの道は通らせてもらえないので
フォレスターハウスの奥から、林道への道を登る。
この時期、午後の雷が気になるので、スタートからハイペース歩く。
見上げると遠くに平家平が見える。
ところが、この林道でブヨの大群に襲われる。
幸いに出発時に虫除けスプレーをかけていたので良かったが
前を歩く人のお尻から足にかけては、数十匹も留まっている。
林道終点から登山道へ入ると、ようやくブヨもいなくなり、
涼しい風が吹く中での快適な木陰歩きとなる。
下の沢沿いの道に比べ、谷筋に掛けられた木橋のほとんどが腐りかけていて、
橋を渡らず、橋の下を渡る箇所も何箇所かあった。
小休止を涼しい谷間でとり、しばらく歩くとなすび平の上部に出た。
このコースだとなすび平下部の急登を登らなくても済むので、
一の谷越えを直接目指すなら、この道の方が随分と楽だ。
なすび平の分岐から銅山川源流の碑までの道も、
何箇所か崩れた所があり、道を逸れて、迂回する。
この辺りから、色々な花が目に付きはじめる!(名前が判らないのがほとんど)
源流の碑からしばらく歩くとお目当てのキレンゲショウマに到着。
先客はご夫婦一組。
今日の剣だと、おそらく行列ができているだろうに、
こちらは、ゆっくりと写真を撮ることができた。
キレンゲショウマ
今日の山行のメインの花を観賞した後は、
一の谷越えまで歩き、小休止。
ここから冠山までは、先程までとうって変わっての、笹藪歩き。
先週の、寒峰までの藪に比べれば背丈が低いので大したことはないが、
やはり足元が見えないのは歩き辛い!
振り返ると、チチ山と笹ヶ峰が見える!
冠山の山頂が見え始めると、空に雲が増え始めた。
一の谷から笹原を登ってくる風が心地良い。
いつもなら冠山で休憩をするところだか、この人数では他の人の迷惑になるし
天気も気になるので、そのまま通過する。
冠山からは笹も少なくなり、歩きやすくなる。
でも、腹減った〜のシャリバテ。
歩きながら水を飲んで、その場をしのぐ。
で〜んと構えた平家平がだんだんと近づいてくる。
先行の班が山頂近くまで行っているのが見えるが、
マイペースで花を撮りながら、景色を楽しみながらの笹原歩き。
タカネオトギリ ホソバシュロソウ シコクフウロ
今日は総勢23名で記念撮影!。
お弁当を食べ終わる頃には、チチ山にはガスがかかり始めた。
取りあえず電力鉄塔を目指して下山を開始する。
サワオトギリ キツリフネ
鉄塔の分岐から、綴れ折れの道をひたすら下る。
いつもながらこの下り道は長く感じる。
最後の階段を降り、沢に出るが、例年のようには水が流れていない。
大岩の横を過ぎ、赤鉄橋を曲がり、ようやく沢で顔を洗うことができた。
沢の左岸の岩を渡るところに、岩肌に咲くイワタバコを見つける。
イワタバコ イワタバコ
沢沿いの道を、水の青さにため息をつきながら歩くと
今度は右岸へと道が変り、フォレストの森に到着。
最後の鉄橋を渡るとフォレスターハウスに到着した。
約6時間半の山行。
ラジオも電話も通じないので、退屈していた運転手さんが出迎えてくれる。
中七番から大永山トンネルを抜けると、雨が降っていた。
マイトピア別子に立ち寄った後、岐路についた。
ナデシコ キンミズヒキ
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