■■ 本宮山・那智山・虎丸山  2006・01・08 ■■
平成18年、新年を迎えての初めての山行。
この会のメンバーは山歩きが本当に好きな人たちばかりで、里山歩きにも
バス一台分の人数が集まった。
新年の挨拶を済ませて、水主のコミュニティーセンターから、本宮山を目指して出発した。
一昨年の台風の被害が本当に酷かったこの地区も
少しづつだけれども復旧している。
センター前から、川に沿って少し登り、砂防ダムの見える沢へと入る。
橋の袂に本宮山の登山口の看板が立てられている。
本来は、この看板の奥から入っていくのだけれど
先頭のリーダーが橋を渡って進んでいく。
が、直ぐに「間違えた〜!」と言って、引き換えしてきた。
また看板の所まで戻って登りなおす。
砂防ダムの左岸を巻くようにして歩き、沢沿いに出る。
しばらく歩いて沢を渡り右岸の道へと移る。
所々雪の残る道を、登山道に沿って歩く。
みなさん元気なのか、何時もながらけっこうペースが速い。
衣服の調整に小休憩をとった後、尾根に沿って登ると
約40分で山頂に到着。
口を少し開いた大きな鯨が出迎えてくれた。
自分にとっては2度目のご対面だが、こんな山の山頂に
これだけの岩が鎮座しているのが不思議で仕方ない。
山頂からは、虎丸山が東に見える。
南西には笠が峰らしき山も見えた。
今日はまだ2座残っているので少し休憩をとって、早々と下山開始。
登りでは息を切らせていた道も、下りはあっと云う間に降りてしまった。
バスに乗り込み次の那智山へと移動する。
県道129号線を水主神社を過ぎて、側道の広いところバスを停めて下車。
県道沿いの那智山の看板から、少し手前の民家の横から登山口を目指す。
それにしても今日の天気は、昨日の雪模様の天気に比べると、絶好の登山日和だ。
最後の民家を過ぎて、少し登っていくと、竹林の横に登山口の看板があった。
ここから一列で班ごとに登り始める。
那智山は今日の三座の中でも一番標高の低い山。
でも、登山道はほとんど直登にちかい。
時々、尾根で傾斜が緩くはなるが、後はずっと息を切らせての急登。
登山口まではお喋りしながら歩いていたが、口数も少なくなり、余裕がなくなってきた。
二つ目の赤鳥居が見えると山頂は直ぐそこ。
肩で息をしながらなんとか那智山に到着。バスを降りた県道から45分余りだった。
360度の展望にみなさん、感嘆の声を上げる。
11時と少し時間は早いが昼食をここで摂る。

じっとしているとさすがに少し肌寒い。
約30分で昼食を済ませて、いつもの記念撮影。
降りは急坂に滑らないように気をつけて降りる。
正面には次に目指す虎丸山が待ち構えている。
別所からのルートが台風被害で状態が良くないので
風呂地区からの登山道で登ることに。
手前の橋の袂では、登山学校先輩のグループのバスが停めてあった。
橋を渡り、運転手さんに無理を言って、狭い道を登山口近くまで上がってもらうと
途中で降りてくるグループとすれ違う。
ここも最後の民家の横が登山道の入り口。道標に沿って歩き始める。
大きな砂防ダムの下の橋を横断して、暫くは砂防ダムの工事用の道を歩く。
ここでも台風の被害で大きく道が崩れている箇所がみられた。
ダムを過ぎ工事用の道を暫く歩くと小さな沢があり、ここから山道となる。
2箇所ほど道が崩れている所には青いビニールが張られている。
雪の残る箇所では、まだ凍ったままの状態の路面もあり
足元に注意しながら登っていく。
ここからも先程の那智山とあまり変わらない急登が続く。
南に景色が開けた尾根で小休止。
すぐ上のピークが山頂かと思いきや、南東に見えるピークが山頂だと判り、ガックとする。
休憩地点から偽ピークを目指して歩くと、尾根にでた。
暫く歩くと道の北側に盛り上がった箇所があり、三角点があった。
メンバーはそのまま山頂を目指すが、寄り道して三角点の写真を撮る。
ここからは北側の展望が開けていた。
三角点を過ぎて、尾根道を歩くと最後の急登に差し掛かる。
先程までの落ち葉の積もる道から、地表が現れた滑りやすい道。
木々に掴まり滑らないように登っていく。
この急登を登りつめると、山頂に到着した。
12時に登山口をスタートして13時着。1時間の登りだった。
山頂には小屋があり、その東に新宮神社の祠が祭られていた。
祠の先からは東に白鳥・引田の町並み、さらに北灘の奥には淡路島が見える。
スタート時には、2山で疲れた人は虎丸山をパスしてもかまいませんよ!と
リーダーから説明があったが、結局一人の脱落者もなく
里山といえ、340m・270m・420mとトータルでは1,000m近く登ったことになる。
虎丸山から下山後は、寒川町のカメリア温泉に立ち寄り汗を流してかえる。
今年もこの調子で、元気に、事故無く一年を過ごしたい。
今回の山行のGPSデーター。
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