■■ 赤星山(愛媛県) 2011.05.05  ■■
初めて登る赤星山、そしてカタクリの花
ゴールデンウィークといっても、やっと一日だけとれた休み。
子供達はそれぞれ部活に模試と、予定が入っていたので遠慮なく
山に出かけることにしました。
目当ては今年は少し遅れ気味に咲いている『カタクリの花』。
いつもなら、なすび平らなのですが、今回は登ったことのない
赤星山に出かけることにしました。
車は中尾集落の集会場に停め、民家の間を通って、登山口へ・・・・。
しばらくは電力の保線路の標識に従って
薄くらい植林地の中を歩いて行きます。
鉄塔を潜ると杉林から雑木林へと景色が変わっていきます。
周りの木々にも新芽がつき、春の雰囲気が漂ってきます。
ゴロゴロと岩が転がる斜面を抜けると
雑木林が開けた谷あいにでます。
この辺りが今回のコース途中で、一番開放感があって
気持の良い場所でした。
秋ならたっぷりと積もった落ち葉の中を歩くことになるでしょう。
その谷あいを登りきると尾根に出ました。一端ザックを降ろして水分を補給。
そこからはシャクナゲ林の中を歩いて行きます。
シャクナゲのトンネルを抜けると、この山の名前の由来の
赤い星の紋が彫られた石祠がありました。
赤星宮からしばらく歩くと、足元に小笹が現れます。
そろそろお目当ての『カタクリ』が目に付き始めます。
そのカタクリの群生地にはトラロープが張られて保護されていますが
道の脇に咲く花を、カメラに収めながら歩いて行くと山頂に着きました。
広々とした山頂からは、雑木の向こうに二つ岳や東赤石山が望めます。
北には薄く霞んで土居町の街が広がっていました。
山頂の広場のそこかしこにもカラクリが咲いていました。
雲が流れて、青空が見え始め、気温が上ってきたせいか
花も見事に反り返ってきました。久しぶりに見るカタクリの花です。
さすがに人気の山。ゆっくりと休んでいると
大勢の人が登ってきました。
かなりの時間、腰を降ろして休んだ後、カタクリの花に別れを告げて下山。
途中すれ違う人に『カタクリの花どうでした?』と聞かれ、
『綺麗に咲いていますよ!』と答えると、
皆さん喜んで登って行きました。
最近ずっと、山で人に会うことがなく、久しぶりに大勢の人とすれ違い
またいつもと違った雰囲気を味わいかえってきました。
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