■■ 中尾山・赤帽子山(徳島県) 2008.09.25  ■■
広葉樹林の稜線歩きと360度のパノラマ
本当はね、八面山を予定していたのに。登山口が判らず
その内にお腹の調子が悪くなり、適当な場所を探しているうちに
中尾高原まで来てしまいました。
公衆トイレに駆け込み、ホッと一息。

と言う訳で、急遽予定を変更して、中尾山〜赤帽子山まで登ることにしました。
最初はグラススキー場の横を登って行きます。
このグラススキー場は全国大会も開かれると云うことで、
けっこうな長さで、子供達を連れて来ても喜ぶかな?なんて思いながら歩いて行きました。
赤帽子山までは遊歩道? このグラススキー場の右側を登ります
グラススキー場を過ぎると、明るい道から一端鬱蒼としたヒノキ林の中の道に変わります。
所々に立てられた標識に従って歩いて行きます。
足元には秋の花のアケボノソウが咲いていたりします。
ヒノキ林から広葉樹林へと緑が変わり始めると、そろそろ中尾山の南峰に出ます。
東屋のある南峰は展望台にもなっていて、北西の展望が開けていました。
薄暗いヒノキの林を歩く 東屋兼展望台
ここから南に向かって赤帽子までの稜線歩きになります。
歩き始めて直ぐに目に付いたのがヒメシャラの大木。
腰の曲がったのやら、他の木に絡むようにして立っているヒメシャラの木々が目立っていました。
ブナやモミの大木にも囲まれながら歩いて行きます。
新緑の中を歩いているような錯覚をおこすほど、緑がとても綺麗でした
ブナに絡んでいるヒメシャラ 緑がとても鮮やかです
深い森の道は、その木々や葉に阻まれて
日差しが届きづらく、足元も少し湿った落ち葉の中を歩きます。
でも突然スポットライトが当たったように、
その箇所だけ急に明るくなった場所があったりします。

ただ上空に木々の葉がないだけなのですが
なぜが神聖な場所に見えたりします。
見上げて葉の形を見るとどうやらカエデのようです。
秋の色つきを前にしたカエデの緑は
広葉に勝るとも劣らない綺麗な色で、目を楽しませてくれます。
秋にも、もう一度歩いてみたい道です。

右に左に上に下にと、目移りしながら歩くせいか
なかなか前に進んでいません。
苔生した岩の間を通ります カエデの木も大きく立派です
その広葉樹の森を過ぎると突然明るくなります。
最初はカヤ原の中を歩き、それを過ぎたら笹原に出ます。
少しの間カヤの中を歩く 秋の風物詩があちらこちらに
少し登って勾配が緩くなると四国の山らしい笹原の山頂です。
途中で三角点を過ぎ、少し歩くと赤帽子山山頂です。
山頂は天気が良ければ申し分のない展望のはず!
今日は雲が多いので剣山も隠れて見えませんでした。
途中にある三角点 赤帽子の山頂
1620m山頂 奥に見えるのが丸笹山
今回もこの山頂でチキンラーメンの昼食です。
腰掛けた岩の足元から、涼しい風が吹き上げてきます。
この山頂の下が丁度剣山の登山口のひとつ富士の池のあたりです。
八面山も見えます 今回一番綺麗だった色づいた葉
動物達の広場のようです 帰りも原始の森歩きです
チキンラーメンで体を温めた後、来た道を戻って行きます。
中尾山山頂は、南峰の手前から左に俺、少し道が不明瞭になりかけますが
直ぐに遊歩道に出ました。その道を北に歩いて行くと大岩があり、その先を
登っていくと中尾山山頂でした。
今回は稜線にも関わらず、自然がいっぱいの予想外の山歩きでした。
ずっと上まで苔蒸している木 光に当たって輝いています
樹林に囲まれた中尾山山頂 遊歩道を下って駐車場へと行きます
■ 今回であった花 ■
■ 今回のGPSトラック ■
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