■■ ちち山(愛媛県) 2011.06.09  ■■
笹原歩きにあこがれて。
梅雨の中休みが続く、休みの前日。
さて明日はどこを歩こうかと考えて、思い浮かんだのが笹原の稜線歩き。
前回は笹ヶ峰からの降りで利用した、大永山トンネルからの道を歩いてみることにしました。
大永山トンネルを越えて直ぐの側道に車を停めてスタートしました。
トンネル脇から林道を歩いて行くとすぐに、見落としそうな看板があります。
最初は沢筋の道を、流れる水の音を聞きながら歩いて行きます。

やがて水の音も聞こえなくなると植林の杉林になります。
鬱蒼とした人工林を過ぎると土山越えです。
笹ヶ峰への道標に従って登って行きます。
鉄塔広場を越え、馬道の別れを過ぎ船窪から急坂が始まります。
その急坂を喘ぎ喘ぎ登って行くとブナの大木に出会います。
ブナの古木の古びた表皮に比べ、その新緑のその葉は
とても瑞々しく輝いていました。。
この大きなブナの木を過ぎると、四等三角点のある1481mの獅子舞の鼻につきます。
ここで初めて回りの視界が開けます。
これから登るちち山の別れの笹原や、冠山も望むことができました。
獅子舞の鼻から一端下り一端登り返すと、道は笹道となります。
ちち山の別れ直下の足元が隠れて歩きにくい、笹道を登って行きます。
この辺りが今回のルートで、一番苦しい時間帯でした。
途中何本か点在する木を目印に、息を切らしながら登って行きます。
振り返ると北側からガスが昇ってきました。
天気の崩れを気にしながら一歩一歩歩いて行きます。
ポッンと道標の立つちち山の別れからは、南斜面のトラバース道です。
雲っていなければ、石鎚山系の著名な山々が見えるはずです。
足元の笹原からは涼しい風が吹き上げてきます。
トラバース道を進んで行くと、ちち山山頂の道標。
ここから直登で最後の登りです。
山頂にはステンレス製の蔵王権現の祠がありました。
其の祠の前で昼食です。
山頂の大岩から笹ヶ峰を覗き込むと
下から上ってくるガスで山頂は隠れたままです。
晴れていれば素晴らしい景色が広がっているはずなのに・・・・残念。
それでも気にしていた雨にも降られることなく、
目的だった笹原歩きもできた満足な一日でした。
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