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香川の里山歩きのバイブル、『里山に遊ぶ』に載っている山で
我が家のすぐ近くにあって、なかなか登る気になれなかった山が『源氏ケ峰』です。
そもそも麓から見ると、どこがピークなのか判りにくい山で、しかも里山に歩くで
『源氏ケ峰』を紹介したページには、『三角点へはブッシュのため通行困難』と書かれていたからです。
で〜も、最近歩いたこもれびさんのレポートによると、踏み跡はしっかりしていると書かれていたので
ちょこっと歩いて見ることにしました。
本来なら麓から登っていくところを、今回もズルをして、八栗寺の裏参道を車で登り
一番大きな左へのカーブの所に車を停めました。
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道の脇の木に赤テープが巻かれているので、登山口だと直ぐに判ります。。 |
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所々に赤テープと結構踏み跡がついているので、道を迷うことはありません。
トラロープの張られた場所をヒョイッと登り、少し藪ポイ中を登って行きます。 |
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登山口からは10分足らずで山頂です。
期待以上に西の展望が開けていて、屋島の裾の向こうに高松の市街地が広がっています。 |
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この源氏ケ峰は源平合戦の際に、義経がこの山頂で本陣を見下ろしながら、
戦略を練ったと言われています。
山頂には伝説の『義経の腰掛石』の代わりに、『大龍王納経碑』が祀られています。
地元の人達の手によるものか、山頂広場は下草が刈られて綺麗に整備されていて、
北には五剣山が大きく顔を覗かせていました。 |
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帰りは同じ道を戻り、地形図に載っている点線の道を辿って
北に歩いてみたのですが、直ぐにブッシュになってしまって
五剣山の東の裾を廻る道は無理だと諦め引き返しました。。
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裏参道まで降りると、せっかくなので五剣山まで足を延ばすことにしました。
前回と同じモトクロス場跡から尾根に向かって歩いて行きます。
尾根に出ると、きれいな道が五剣山に向かって続いています。 |
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一つ目のピークを過ぎ、二つ目のピークが地形図の282mのピークのようだ。
志度湾とその奥に半島が蒼く見えます。
北を見ると五剣山の岩肌が迫ってきます。 |
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尾根の明るい道から、潅木に覆われ薄暗くなってきた。
しばらく歩くと右側に大きな岩が積み重なって座っています。
この岩もあの5峰の大崩壊の時に崩れてきた岩だろうか?
ここからが霊域の始まりのような雰囲気です。 |
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その先が5峰の麓。岩に小さな石が散りばめられた、独特の雰囲気の岩肌が現れる。
折り返すようにして登ると5峰の南端に這い上がった。
ここからが何度歩いても嫌なところです。このピークを右に廻りこみます。 |
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岩を越えると3つの石碑が祀られています。
ここから東を見ると遮るものの無い絶景が広がっています。 |
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この石碑を過ぎると、この山の何箇所かある難所です。
下から見ると大崩壊でスパッと切れ落ちて水平に見える5峰も
実際は馬の背を鎖や鉄筋の手摺りを使って昇り降りして行きます。
緊張する場所のひとつです。 |
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この鎖を上りきると5峰の西端に出ます。
5峰のピークのこの場所は、八栗寺からは丸見え!
いつも小走りで渡って、木の陰に隠れます。(なんせ入山禁止の山ですから)
そそり立つ岩の塊のピークなので、遮るものはなにもなく、
その高度感は里山ではまず味わえない爽快感があります。 |
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このピークにも祠があり、石仏が祭られていました。
その背中には炎を背負い、パンチパーマの頭をした仏様でした。
しかしこの何も無い山頂で、よくぞ飛ばされずに建っているものだと感心します。
ここから西端へは北側を廻りこんで行きます。
正面に4峰の岩肌と長い鎖が見えます。 |
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ここでも足元の幅が狭く、手摺りを伝わりながら横バイで歩いて行きます。
足元は数十メートルの断崖です。 |
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最後は南側に回りこみ、鉄の橋をを降りて行きます。
降りきると麓からも見える5峰の亀裂を目の前に見ることが出来ます。
この5峰と4峰の鞍部に奥の院があります。 |
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いつもならその奥の院にお参りして、直ぐ横の最長の梯子を登って
4峰に取り付くのですが、今日はなにやら人の気配がします。
さらにはお経が聞こえ始めて、お寺の人が居るようでした。
ここで『入山禁止』の文字が再び浮かんできて
怒られる前に撤退をすることにしました。
鞍部から真下に降りる梯子を使って、コソコソと退散! |
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岩峰の麓まで2段の梯子を使って降りてきました。
長年の風雨に曝されてか梯子の鉄が痩せていて、高度と違った
スリルを感じながら降りて行きました。
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5峰の足元には抉られたような岩の肌の奥に石仏があったり、
ブロックでふさがれた岩窟があったり、少し独特の雰囲気の所を歩いて行きます。 |
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僅か300mほどの里山で、これだけ楽しめるありません。
ただあくまで『入山禁止』の山なので、自己責任で歩かれるようお願いします。 |
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