■■ 祇園山(香川町) 275m ■■
空港に子供たちを迎えに行く途中で立ち寄れる山はないかと里山の本を捲ると
「祇園山」と名前のついた何やら怪しげな?雰囲気のする山を見つけ早速登ることに。
本には岩崎橋からの道が掲載されていたが、どうも判り辛く行ったり来たりしてしまった。
193号線の「鮎滝カントリー」の看板から東に曲がると判り易い。
農村歌舞伎の看板で右に折れ道なりに進むと「黒郷隅窯」の看板が道路際にある。
手前の道路沿いに車を停め、看板から山に入る。車道を暫く歩くと「炭窯」が右手にあった。
本には「山頂まで車道が続くが、山道を歩くことを薦めたい」と書いてあったので
「炭窯」から左に折れ山道を歩いてみる。が、ため池を過ぎた所で突然、
花崗土の盛土が現れて道が寸断されていた。しかたがないので、
だいたいの予想を立てて竹藪の中を歩いてみる。
少し歩くと尾根筋に出たので、北に進路をとり、藪コギで突進してみる。
踏み跡は全く無く山頂も見えず勘だけが頼り。
                                      
棘に悩ませながらも進むと、金毘羅神社の裏手に出ることができた。
神社の前からは桜の並木になっていて、藪コギで疲れた気分を癒してくれた。
山頂には灯篭が建てられていて、西に目を向けると高松空港の管制塔が見える。
北の方角には上佐山や実相寺山、そのはるか向こうにはサンポートの
シンボルタワーまで見渡すことができた。
灯篭に足を掛け上に上って見ると、南に大滝山が見えた。
陽気な春の日差しと少しまだ冷たい風にあたりながら、タバコを一服。
帰りは車道を歩いてみた。山から南に開けた山村の中をのんびりと歩く。
車を停めた天満川沿いには「蛍捕獲禁止」の看板があちこちに立てられているので
さぞや蛍が多い川なんだと、感心して。夏には子供たちを連れてきてみたいと思った。
  
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