■■ 石清尾山(高松市) 232.4m ■■
「お父さん、今度の日曜日、山に行くけん!」
「え〜!SL見に行くんちゃう〜ん!」
「・・・・・?」
「あんたが見に連れてってやる、言うたんよ!」
ということで、山行はキャンセルして家族サービスと相成りました。
鬼無の線路沿いでSLの迫力に感動した帰り道、奥さんと娘が髪を切りに行くと言い出した。
シメシメと思い、「ほんだら、峰山でも散歩してくるわ!」と言ったら
息子も付いて行くと言ってくれた!(予想外の言葉にSL以上に感動)
市民病院の上の老人ホームで降ろしてもらい、ホームの園内を息子と歩き始める。
施設の北側に在る登山口を登り始めると、直ぐに足元に岩が露出はじめる。
36年ぶりに走るSL 老人ホームの北側が登山口 こもれびの中を歩く
この山は花崗岩・凝灰岩の上に安山岩がのっているらしいが
5分ほどで見晴らしのいい岩の上に出る。
ここからは西宝町から北に女木島がとても綺麗に見える。
直ぐに安山岩が露出しはじめる 大岩の上から女木島が見える
時折、露出した大岩の間を抜け歩いていくと
何箇所か見晴らしの良い場所にでる。
サンポートタワーと県庁の間に挟まって屋島が横たわっている。
旧市内を一望できる 岩の間を登っていく
展望のよさと足元の岩場歩きに、息子も飽きずに歩いている。
「お父さん!手を付かずに歩けるか競争しよう!」と言い出した。
岩の上を歩いたり、急な坂の箇所で滑って、何度か手を付いてしまって
「もう一度、今からね!」むきになって言うので、わざとオーバーに手を付いて
負けた振りをすると、「僕の勝〜ち!」と言って無邪気に喜んでいる。
(次に山に誘った時に、断られないようにと計算している親父だった)
お父さん、競争しよう! ここからが尾根歩き
しばらくすると石の道標があり、ここからはゆっくりと歩ける尾根歩きとなった。
アスレッチックの横を通り過ぎると、展望台。
息子は、山頂の展望より、アスレチックに気がいっていて
景色を楽しむ間もなく、「早よ、降りよう」と急かしてくる。
展望台を降りて広場に出て、アスレチックコースを歩く。
つり橋を渡ったり、木の柱をトラバース?したりして楽しんでいる。
展望台から西地区 けっこう高さがあってビビル クライミングの練習?
自由広場から車道を歩き、第3駐車場の手前を、北に下がる。
最初は竹林の中を歩き、どんどん降るが、北斜面のせいか
コンクリート道がコケ生していて滑りやすい。勾配も結構急だ。
山の会の総会の帰り道。お酒をたくさん頂いたおじさん連中が、千鳥足でよくも転ばず
降りられたもんだと感心した。
第3駐車場の手前を降りる 足元は滑りやすい 夕日の当る北大塚
ここ最近歩く機会の多い峰山は、縦横にハイキングコースがある。
山から降りて、二人で迎えを待っている間でも、リュックを背負った人が
何人か降りてきた。市内のほぼ中心部にあって、市民に愛されている山だと感じた。
一時間ほどの散歩だったけれども、父親と息子の絆を?深められた秋の日の昼下がりでした。
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