■■ 腕山(徳島県) 2008.09.10  ■■
秋風の吹く高原の牧場と腕山
新・分県登山ガイドの『徳島』に気になる写真が一枚。
その写真には牧場の向こうに中津山の頭がポッカリと突き出ていました。

その高原牧場を目指して今回は出発。今回初めて井川町から南に車を走らせました。
途中、棚田で有名な下影に寄り道。狭い谷あいに段々に造られた水田に
刈り取り前の稲が朝の光を浴びて輝いていました。
随分高い所まである集落 下影の棚田
下影を過ぎ、民家もなくなると、鬱蒼とした杉林の中を、
右に左にと高度を上げながら進んでいきます。
尾根近くまで登ってくると、『腕山』の北側からの登山口の
井川スキー場に到着しました。
今日は反対側の県営牧場を目指して、さらに南に車を走らせます。
お地蔵さんのある、水ノ口峠を過ぎ、一端下っていくと『大学の森』の小屋があります。
そこをさらに進むと、『腕山牧場』の標識。標識どおりに右に曲がって行くと
トイレの整備された駐車場に到着しました。
水の口峠のお地蔵さん この柵の間を歩いて行きます
駐車場からは牧場の脇の柵に囲まれた遊歩道を歩いて行きます。
風に揺れるススキの穂越しに烏帽子や寒峰が見えます。
いつも落合峠に行く途中に見える烏帽子とは、初めて見る逆向きの烏帽子です。
間近に見える烏帽子山! その横に寒峰も見えます
残念ながら期待した放牧の牛は見当たらず、
それでも放牧場を渡ってくる風を受けながら、気持ちよく歩いて行きます。
振り返ると草原の向こうに中津山の頭が覗いていました。
奥に見えるのが中津山です。
気持ちの良い道です ここだけ見るとゴルフ場のよう
牧場を突き当たって、柵を越えていくと、今度は広葉樹の自然林の道になりました。
上を見るとまだまだ緑が眩しい尾根道ですが
足元には大小いろんな形や色をした笠があちこちに顔を出していました。
ミズナラやハリギリの林 秋の風物詩があちらこちらに
腕山山頂は、木々の間から烏帽子や中津山が少し見える程度の展望でした。
少し雲行きも怪しくなってきたので、直ぐに引き返すことに・・・・。
山頂は下草が多くあまりパッとしません 山頂標識と記念撮影
山頂からも烏帽子山が見えます 中津山も少しだけ・・・・
牧場の中間地点にある東屋で昼食を摂ることにしました。
木製のベンチに腰を降ろして、早速お湯を沸かし、ザックからチキンラーメンを取り出しました。
このチキンラーメン、持参したコッヘルに丁度入るサイズで
あの鶏がらスープの味が時々無性に恋しくなるのです。
そのチキンラーメンを食べた後は、ドリップコーヒーをクッキーと一緒に
ゆっくりと頂きました。
いつものポーズを決めてみます この所の定番のチキンラーメン
最後に中津山をバックに 草原をバックにザック
腕山を後にして、まだ時間があったので、『黒沢湿原』に寄り道をしました。
十何年ぶりかの再訪に、かろうじて数輪の『サギソウ』が出迎えてくれました。
一人静かに木道を歩いて行きます 一番奥にある『たびの尻滝』
左側がサギソウの群生地 秋の空と遊歩道
■ 今回であった花 ■
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