■■ 瓶が森(愛媛県) 2005.06.05  ■■
ギックリ腰のリハビリに氷見の笹原散策!
昨年から芳しくなかった腰の調子。休みの日に家族でボーリングをして楽しんだ後、
翌日の会社で朝くしゃみをしたら、腰が抜けてひっくり返った。
その日から三日間は靴下も自分で履けない状態だった。
それでも2週間が経過して、引き攣りは残るものの回復。
月に一度の例会に何とか参加したくて、瓶が森ならリハビリに丁度いいかと思い
無理を言って別行動をとらして貰った。
山の会の人たちは神鳴の池から西黒山経由。
残って一人、バスで瓶が森の駐車場まで運んでもらい散策開始。
まずは男山を目指し歩き始めた。
何時もと比べ駐車場に車は10台程度と少な目!
ガスのかかった駐車場をあとに男山へと登る
途中の笹原は、植生回復の為かロープがはられ、入れなくしてある。
でも、ツツジと笹原を写そうとカメラをもった人たちは、お構いなく奥へと入っている。
見るとロープが張られている辺りの笹は枯れている。
新緑も終わりかけのこの時期だけれども
ツツジの赤い色と若い緑のコントラストはなんとも言えず綺麗だ!。
そんな景色や小さく咲く花を写しながらゆっくり登ると
男山の小屋が見え始め、
程なく山頂で休憩している人たちの声が聞こえると
30分弱で男山に到着。
山頂には蔵王権現が祀られていた。
男山から女山へは快適に稜線を辿る。
氷見の笹原を見下ろしながら、熊笹の間を歩く。
怪しかった天候も、女山に着く頃には青空が見え始めた。
見上げると青い空、見下ろすと白い雲海。
晴天の日とまた違った、素晴らしい景色を見せてくれた。
女山山頂には大勢の人が休んでいた。
北を見ると遥かかなたまで雲の絨毯が続いている。
東を見ると、山の会の人たちが歩いてきている西黒山が滝雲の間から、顔を覗かせている。
西黒山の肩越しに、落ちていく雲は
本当に滝のように見える!
女山山頂で、少し早い昼食を摂る。
おにぎりを頬張りながら、刻、一刻変わる景色に
箸を止めてカメラをもってうろつく。
のんびりと昼食を済ませた後、氷見の笹原を左に見ながら下山。
女山から瓶が森ヒュッテへの道から見る氷見二千石は、何度見ても感動する雄大な景色だ。
四国らしからぬ、さすが二千石!だけのことはある。
瓶が森ヒュッテの横を過ぎ、本来ならそのまま氷見の笹原を散策のつもりが
男山へのルートを確認して欲しいと会長に頼まれ、
途中から男山を目指し再度、登り始める。
この道はさすがに余り歩かれていないのか、
今までの道に比べると、少し荒れている。
男山直下では、鎖があり、短いけれども濡れた岩肌に注意が必要だ!
その旨を、女山に到着した会長に電話で伝える。
鎖を登ると、先程登ってきた道に出る。
分岐点で、男山には登らず、そのまま下山。
途中雲の上に、石鎚山が顔を覗かせてくれた。
先月登った、筒上山も肥大していく雲の向こうに見えた。
男山から駐車場へは、氷見の景色を惜しみながらゆっくりと降りる。
到着後、駐車場で時間を潰そうと思ったが
会の人たちが着くにはまだ一時間はかかる。
もったいないので直ぐ近くの子持権現まで歩いてみる。
瓶が森林道のアスファルトを暫く歩くと、「土小屋」への道標があり
そこから山道に入る。しばらく下ると子持権現の道標。
今にも抜けそうな木道を歩くと権現の麓に到着。
ザックを祠の横に置いて登山開始。
最初の鎖がコケと濡れた岩肌で少し不安になる。
その鎖を抜けると、見上げても端が見えない鎖が現われる。
角度はそれほどでもないが、足がかりが少ない。
急な岩ほど足で登れ!と言うけれども
とにかく腕の力で体を押し上げる。
リハビリ散策のつもりで、登山靴でなく運動靴を履いてきたのが良かった。

爪先の感覚がわかる靴でないと、登山靴ではなかなか厳しいな!などと思いながら。
それでも何度も足を滑らせひゃっとする。
約70mの半分が濡れている。
途中、何度か休憩しながらやっと登りきる。
山頂から少しだけ下り、大岩の下の蔵王権現にお参りする。
リハビリに丁度いいと思った瓶が森だったが
子持権現の鎖場は余分だった。
明日の腰のハリを気にしながら帰路につく。
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