■■ さぬき里山倶楽部忘年会and寒風山(12/25・26) ■■
今年の四国の山のページはこの人たちに始まり、そして終わりました。
「忘年会でも!」と何気に掲示板に書き込んだら。
飲めないエントツ山さんが食いついてきた。
ではでは、里山登りでお茶を濁しその後、忘年会と思っていたら。
reikoさんが「霧氷が見たい!」。kyoさんが「コテージなんかどう!」と
どんどこどんどこ話が弾み、2回目のオフ会にして県外忘年会となった。
「木の根ふれあいの森」のコテージをkyoさんが予約を入れてくれて
前回と同じ西インター近くに、午後1時に集合。
エントツ山さんは仕事帰りに直接駆けつけるというので
4人でマルナカで買出し。寄せ鍋用の材料とエントツ山さん用にシャンパンを買い
kyoさんのオークションで買ったという4駆に乗り込み、高速を西に向かった。
空模様は生憎の雰囲気。新寒風トンネルを抜け、
本川村の国道194号線を、山のてっぺんばかりを気にしながら走るとコテージに到着した。
4棟並んだ可愛いコテージと僕たちが宿泊するコテージが
少し離れた所に一棟。
可愛いコテージが建ち並ぶ 今日宿泊する5人用のコテージ
天井・壁・床全てが間伐材の無垢材で作られた、木の香りのするコテージで一息入れたあと
万作おじさんの案内で木の根の森を散策。
テントサイトでは、どうやら「土佐の仙人」さん一行がすでに到着して
夕食の準備をしているのか、煙が立ち昇っていた。
木の根の森は自然林が豊かに残っている森。
歩きながら万作おじさんが、森の植物や、そこに住む動物について
いろいろと教えてくれる。
一つ一つの話が、どれも初めて聞く話。
普段何気なく歩いている森でも
気づかない、知らない物語がたくさん詰まっている。
はりやま橋 つり橋の揺れが気持ち良い 宴会の始まり
約一時間ほど散策した後。コテージでエントツ山さんを待つ間に
土佐の仙人さんのテントサイトを訪問してみる。
テント場ではバーベキューコンロを囲んで既に宴会が始まっていた。
ホームページの文章から想像していたのとは全く違う、
屈託のない笑顔で仙人さんが出迎えてくれた。
大学のワンゲルのOB3人と、その人たちと白髪の小屋で偶然出会った2人の総勢5人。
ここにも偶然に不思議な縁で結ばれ人たちがいた。
少し遅れてエントツ山さんも到着し

藁で焼いた鰹のタタキや獅子鍋、竹で燗した日本酒にワイン・ビールと
次から次にご馳走になる。
最後はコテージでの厳かなクリスマス会?を諦め
買出しした寄せ鍋の食材も持ち出し、大宴会となった。
みんなそれぞれに一曲披露し始めると宴も最高潮。
なんとも、楽しく愉快なそして不思議な時間を過ごした。
コテージに戻っても、長い時間はお話する余力も残っていなく早々に就寝。
酔ったお陰で直ぐに眠れた僕に比べ、ほとんど素面のエントツ山さんは
kyoさんの雷イビキであんまり眠れなかったようだ。
(準備物に耳栓と書いておいたのに!)
翌朝は慣れない日本酒を飲んだせいか、少し頭が痛む。
reikoさんもkyoさんも全然平気の様子。
昨日の残りの寄せ鍋で朝食と摂り、仙人さんチームにお別れの挨拶。
快適なコテージで泊まった軟弱さぬきチームに比べ
寒空の中でテント泊した仙人さんチームは恐るべし!
昨日と変わらぬ笑顔の仙人さんと握手をして、再会を誓って別れた。
一の谷の館でエントツ山さんの車をデポして
旧寒風山トンネルを目指す。
峠の上の駐車場はほぼ満車状態。
前泊の割には遅いスタートになり、早々と準備を済ませ登り始める。
何時もながらスタート直後の桑瀬峠の登りはきつい
他のメンバーが颯爽と登っていく中

痛い頭を抱えながら最後尾で付いて行くのが精一杯。
「二日酔いさん大丈夫か!」とエントツ山さんに揶揄され
「桑瀬峠で完全復活します!」とはったりで切り返すも声に元気がまるでない。
寒さ対策にスパッツを付ける 毎回息切れする桑瀬への道 峠手前の崩落箇所
登り始めは汗ばんでいたが、桑瀬峠に近づくにつれ気温が下がってきた。足元は薄く雪化粧。
峠に到着して、おのおの簡易アイゼンを付ける。reikoさんはアイゼンデビューで
エントツ山さんに付け方を教わっていた。
期待通りの霧氷だが、いかんせん空がいまいち。
それでも雲の合間から、時折見せる青空を狙いすましてシャッターをきる。
エントツ山さんと静御前が終始トップを歩く。
桑瀬峠は雪景色 アイゼンを付けて準備万端 期待通りの霧氷
途中のステン梯子 青空が見え始めた。 この下りが一番滑りやすい
どんどん天気が良くなってきて、自然とシャッターをきる回数が増えてくる。
エントツ山さんが、万作おじさんの源流ツアーで一緒になったFRVさんに再会。
みなさん今日は霧氷を狙って上りに来ている。
寒風山の手前に差し掛かると、空はますます青さを増してきた。
綿帽子のようになった木々に感動!
エントツ山さんのポーズにつられてkyoさんまでがポーズをするようになってきた。
ハイ!ポーズ このコントラストがなんとも! さぬき里山レディース
寒風山に到着し、お弁当を広げる。
時間的に遅い出発のため、笹ケ峰からの周遊ルートを思案しているエントツ山さん。
後から上がってきたFRVさんにルートの確認をすると
「やっぱり、行ってきます!」と言って一人でスタートする。
寒風の山頂から笹や伊予富士が見えたのは今回が初めて。
どうやら他の人たちの日頃の行いが良かったらしい。
残った4人でゆっくりと、山頂での景色を堪能して下山を開始。
エントツ山さんとはここでお別れ 道標の温度計は0度 お腹も満腹で、下山開始
雪の下りに注意しながら、遠くに冠山・平家平そして伊予富士や瓶が森を見ながらの下山。
行きに比べて、日光が当ったせいか、薄い雪は解け始めていた。
桑瀬峠に付き、アイゼンを外して休憩をしていると
なんと土佐の仙人さんたちが上がってきた。
「なんしょったんですか!」と聞くと
「片付けして、木の根の森を散策していたらこの時間に!」と
すみません、散らかし放題で片付けもせずに・・・・と反省。

町での生活はほとんど知らないもの同士が
ふとしたきっかけで山の中で意気投合して、旧知の友のように話ができる。
ほんとうに今年を締めくくる、笑顔で過ごした楽しい2日間でした。
[TOP]