■■  勝賀山  (標高364m)  ■■
高松の西、郷東町辺りから見ると、山頂を平らにした、屋島を小さくしたような山が見える。

勝賀城跡としても知られるこの『勝賀山』に登ってみることにしました。

鬼無町の佐料に車を停めて、農道の脇にある道標を目印に歩き始めました。

ビニールハウスやみかん畑の奥に、お目当ての勝賀山が見えます。
しばらくはみかん畑の中のコンクリート道を歩くと、農道に出ました。

そこから斜めに山道に入って行きます。
徐々に高度を上げて行くと、振り返っての東側の景色がどんどん広がって行きます。

浄願寺山の向こうには、クレーター五座まで見通せます。。
途中の道標は全て『勝賀城跡登山道』となっています。

山道の途中で『山ノ神』の祠がありました。その奥には赤子谷と袋山が見えます。
その石祠からひと登りすると、勝賀山と赤子谷へと続く尾根の鞍部に出ました。

『勝賀城跡山頂まで200m』と書かれた道標がありました。

この鞍部から今度は北側の生島や紅峰が見下ろせます。山頂まではもう一息!

山頂の手前で山頂を取り巻くように造られた土塁が残っていました。

その土塁を越えて中に入ると、、平らなとても広い山頂に到着です。。

鎌倉時代から戦国時代の360年間もの間、香西氏の難攻不落の城として使われ、

今もその様子を窺い知る事の出来る、貴重な史跡です。

その山頂広場の中心には龍王社が祀られています。

年に一度麓の子供達が、松明を焚きながらこの山頂まで登ってくるそうです。
山頂の東南にある大岩に腰掛けて、袋山や六つ目山を眺めながらの休憩です。

いつもながら、こうやって山頂から麓を眺めている時間が至福の時です。

先ほどの龍王社の横には、この勝賀城の資料や、『登城之証』の木札が置かれていました。

その登城の証を一枚頂いて、ゆっくりともと来た道を下って行きました。
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