■■ 雲早山(徳島) 2006.10.22  ■■
買ったばかりのカメラで紅葉を写しに、勝浦三座へ!
世間のHPの掲示板では紅葉の写真で賑わっていた。
せっかくカメラを買ったので、試の撮影にと思い、手軽な雲早山に出かけることにした。
家をゆっくりめに出た時は、まだ空には薄く雲がかかる程度だった。
山川から193号線を南下。神川から土須峠を目指す。
昨年、石立山に行くのに、この道を通ったら、台風の爪跡で通行止めになっていて
Uターンしたのを思い出した。
雲早トンネルを抜け、直ぐに左折をすると、ダートの剣山スーパー林道に入る。
前回通行止めだった場所 雲早トンネル
林道沿いの木々も色付き初めていた。
場所によっては路面の状態が悪く、ゆっくりと車を走らせて行ったが
登山口までの2キロ余りは、我がアルト号でも問題なく走れた。
秋の色み〜っけ! 林道もこれ位ならまだ走れる。
橋の脇に、大きな登山口の看板が設置され、奥には雲早神社の鳥居が見えた。
橋の手前の側道に車を停めて準備をする。
看板の後ろには何本もの杖が立てかけられていた。
登山口の案内板 雲早神社の鳥居
鳥居を潜って少し急坂を登ると、小さな滝が幾つも流れていて
その脇を進んでいく。
デジカメのベストショットモードの水<a[ドで撮ってみる。
新緑のような、バックのブナの林
沢筋を歩き、大岩を右に回りこむと、ガイドブックにも書かれていた作業所跡に着く。
苔生した石垣の奥に、テーブルと丸太の椅子が置かれている。
この大岩の右から回り込む 10分ほどで作業場跡に到着
登山道には所々に小さな標識が掛けられているし
赤テープも付いているので迷うことはないが
この時期は落ち葉で踏み跡が判り難くなっていて
広い沢では、時折赤テープを探しながらの歩きとなった。
所どころに掛けられた標識 この辺りでは涸れ沢になっている
沢をどんどんと登っていくが、
作業所を越えて暫くすると、沢は涸れ沢になる、
両岸(水がないので岸とはいえないが)には
色を付けた木々が目を楽しませてくれる。
そのうちに右手に大木が現れると、前方には尾根筋が見える。
この尾根が地図にある高丸山への分岐の尾根にように勘違いしてしまうが
実際に道は尾根の手前で右に折れて高度をまだ上げていく。
木は小さいが綺麗な黄葉 一瞬尾根に出たと勘違いする
右に曲がって暫くすると、苔生した岩の庭が現れる。
この斜面が丁度山の北側になるので、何らかの気象の条件で
こういった珍しい景色を造り上げているのだろう。
「キュイ〜ン」という大きな泣き声がしたかと思うと、少し上の斜面を
白いお尻の2頭が、ピョンピョン跳ねて逃げていった。
暫くしてまた泣き声がすると、今度は左の方で、また2頭のお尻が跳ねて行くのが見えた。
ガスと苔石の怪しげな景観 どことなく庭園を思わせる
苔庭を過ぎ、笹が現われると直ぐに分岐に到着した。
BSのパラボラアンテナのような道標を前に一息いれる。
ここからは緩やかな尾根を山頂に向かって歩く。
南からはガスと風が吹き上げてくる。
高丸山と雲早山の分岐 尾根には大岩が点在している
山頂はやはり白一色のガス景色だった。
脇に狛犬を従えた小さな雲早神社の祠の前で手を合わす。
本来なら、残りの勝浦三山の、高城山や高丸山が見えるはず。
紅葉の撮影がてらの登山とはいえ、やはり山頂で展望がないのは
見晴らしフェチ≠ニしては残念で仕方がない。

雲早神社の可愛い祠 腕が曲がってま〜す!
時間も早かったので(9:25)、クッキーを頬張ったあと、直ぐに降りることにする。
一人で山に来た時は何時も山頂でゆっくりとするのだけれど、
周りが真っ白では全く面白くない。
降りて行いく途中では、先程の苔庭で20名ほどの団体が登ってくるのにすれ違う。
そして沢まで降りると、何組かの人と挨拶を交わす。
歩行時間が往復で2時間余りの手軽な山なので
みなさんゆっくりとしているようだ。
今日初めて人とすれ違う ほんとうに新緑のような色
下山時も度々写真を撮っては立ち止まりしていたので
山頂からは50分近くもかかってしまった。
途中で何度も撮影会を まだ咲いていたトリカブト
雲早山を後にして、高城山に向かおうとすると、
今まで我慢していた空から、雨が降り始めた。
雲早トンネルから下って、スーパー林道の入り口に着いたが、雨脚は強まるばかり。
仕方がないので高城山は諦め、そのまま193号線を直進して、
大釜の滝を見物することにした。
巨岩がごろごろ転がっている、釜谷渓谷沿いに車を走らせる。
到着した大釜の滝は、予想以上に迫力があり、早速カメラで撮影。
時間は11時とまだ昼前で、帰っても1時過ぎだと思い始める。
となると今度は子供の顔がちらつき始め、雲早トンネルを抜けたところで電話を入れる
「お父さん、もう帰じょるけん!」
意外と迫力のあった大釜の滝
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