■■ 城山375m・猫山467m(綾歌町) ■■
次週の山の会の「石立山」の山行を控え、是非歩いておきたかったのが、
奥さんが仕事で終日子守が決定してしまった。
そこで、子供達を連れて、剣山でも行ってみようかと提案したら
「何よんかいの風邪が治ったばっかりやのに、
またぶり返したらどうするん!」と一蹴された。
仕方がないので、今回も県内の山で、我慢・我慢。
しかし空模様もイマイチだし、雨でにらしては、それこそ何と言われるか判らないので
安全な山で、展望の良い山という事で、レオマの裏山の城山・猫山に出かけることにした。
車を走らせている間に、ポツリポツリと滴がフロントガラスを濡らし始めたが
レオマの駐車場を通り過ぎ、大きな貯水タンクの横で車を停めて、
森林公園の入り口から登り始めた。
しかし登り始めて直ぐに、本降りになり始めたので、公園の東屋で、取り合えず、
様子見の昼食を摂ることにした。
このタンクが目印 森林公園入り口 公園の東屋で雨宿り
子供達はインスタントの焼きソバ、親父は天ぷらソバ。
食事が終わる頃、丁度、雨が止んできた。
お湯を沸かすのに水をたっぷり使い、ザックが軽くなったので、
気軽な気持ちで、食べた後のゴミをビニール袋に入れて
帰りに回収するつもりで東屋の椅子の下に置いてきたが、これが帰りに見ると
カラスに散らかされていて、大反省。人目につかないように隠したつもりが・・・・。
得意の焼きソバを頬張る二人
雨も止んで、腹ごしらえも済んだので、城山までのコンクリート道を歩き始める。
道の脇の桜並木の紅葉がとても綺麗だ!
高度を上げていくと、東にレオマワールドを見下ろせるようになってきた。
その広さや、建造物の大きさに、改めて感心する。
途中で側溝のグレーチングの下で雨宿り?をするニュロちゃんを息子が発見。
三人で「ギャー」と悲鳴をあげて逃げるが、登り坂は直ぐに息切れしてしまう。
城山まで続くコンクリート道 レオマが見え始めた
国吉城の案内板の横から、山道に入る。
道が狭くなり、山頂が近づくにつれ、先頭を争って、二人が競争を始める。
国吉城の案内板 ここから山道 先を争う二人
最後は北側に回りこみ山頂に到着した。東を見ると、猫山の奥に大高見峰、西には金毘羅の山
北を見ると飯野山が薄く見える。天気の良い日なら、最高の展望だろう。
猫山と大高見峰が見える 象頭山が浮かんで見える
四等三角点、点名「新古」 シェー倶楽部に登録しますだ!
山頂の展望を、タバコを一服しながら楽しんでいると
子供達は足元の石で遊んでいる。
「わ〜綺麗やな!」とか「あ!あれがおむすび山やな、あっちにももう一つあるで!」
などと必死で見晴らしの良さを訴える親父を他所に、二人は喧嘩を始めた。
子供にとっては、展望の良さは、大人が思うほど感動するもんでもないらしい。
記念撮影をした後、山頂を後にする。
途中の分岐で南に降りる道進むと、ロープが張られていた。
俄然張り切りだす、子供達。
この道を降りると、先程登ってきた林道に出た。
コンクリートから土道に変わっているが、車が通れる十分な幅。
息子が、「お父さん、リュック持ってあげる!」と言って背負ってくれたが
ザックが体に不釣合いで、可愛らしい!
山頂から降る道 小さなザックが大きく見える 途中の崩壊箇所
林道にはベンチや東屋が設けられていて、北側の景色を楽しみながら歩く。
「お父さん!さっきの山って何メートル」と息子が聞くので、
「370mぐらいかな!」と応えてやると
「へェ〜東京タワーより高いんや〜」と。
(息子の高さの基準は、なぜか東京タワー)
約2.5キロ、林道歩くと猫山の山頂入り口に着いた。
畔田への道はロープが張られ、通行止めになっていた。
畦田への道はロープが張られている ここから山頂までは山道
先程までの快適な道から山道に。最初は下草程度だったが
次第に子供達にとっては背丈ほどの藪コキになってくる。
父親似の娘に比べ、母親似で綺麗好きな息子は、服が汚れるのをしきりに気にする。
藪を抜けると今度は、ロープが張られた急登。
踏み後はしっかりしている しきりに服の汚れを気にする息子
またまた張り切り、よじ登っていく二人。
最後はトップで息子が到着。山頂は木々に囲まれて展望は開けていなかった。
「お父さん!猫、おらんね!」
城山は昔お城があったから名前がついたと説明した時、猫山は?と聞かれ
「猫がいっぱい、おるんかもしれんな!」と適当に応えたのを憶えていた。
「こっから競争や!」 「ロープ使うの反則で!」 「待って〜!」
時間的に大高見峰までは無理なので、そのまま引き返す。
次第に回復する天気で、見晴らしも良くなってきた。
城山の手前のベンチで休憩。振り返ると猫山が遠くに見える。
「あそこまで登ったんやね、すごいね!」と感心する子供達。
振り返ると猫山か見える 城山が近づいてくる レオマの奥に堤山
山を降りた後は、お約束の公園へ連れて行く。
2つの山を制覇した後は、2つの公園で日が暮れる間際まで遊んで、
大満足の子供達。
次のお山は「山登りと、公園でキャッチボール」にテーマが決定。
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