■■ 三嶺〜天狗塚(徳島・高知県) 2007.04.29  ■■
2年連続ゴールデンウィークにゴールデンルートを歩く!しかも今回はオフ会なのだ!
kyoさんを送るオフ会をして早や2年。そのkyoさんが東京から帰ってきた。
それならもちろん、「kyoさん、お帰り登山!」をしなくちゃ・・・・と云う事で
今回は主賓のkyoさんのご希望通り、三嶺に登ることに。
でもいつの間にやら行程は天狗塚までの縦走に・・・・
軟弱モンの私は果たして付いていけるだろうか?
今回はさぬきのメンバーにプラス、エントツ山さんの相棒、
鉄の胃袋を持つと云うマーシーさんも参加。
まずは天狗塚登山口にkyoさんの車をデポして、名頃の駐車場に集合。
お互いに「ご無沙汰です!」と挨拶を交わし、いざ出発!
最近有名になったシロちゃん 林道からショートカットへ なかなか急な道が続きます
初めは林道をペチャクチャとお喋りをしながら歩き、
一つ目のヘアピンからは、登山口までのショートカットコースへと登って行く。
登山口で一息入れた後、木洩れ日の中をそれぞれのペースで・・・・!
沢の水音が聞こえなくなり、ブナの林を抜け、
登山道の傾斜が緩くなるとダケモミの丘に到着。
ここで何時もどおり休憩タイム。水分・養分補給。kyoさんはニコチン補給。

ブナの新緑の中を歩く ダケモミの丘で一息
ダケモミの丘から約30分ほどでマユミ老木。
ここを過ぎると樹林帯を抜けて、青空の面積が大きくなってくる。
マーシーさん・静御前さん、早い! 「マユミ」ちゃん!
樹林帯を抜けると東に南に展望が開けてくる。
息を切らせて登っていても、薄暗い林の中を歩いているのと、
展望が開けている明るい道を歩いているのでは、気分が全く違ってくる。
その景色が足取りを軽くしてくれる。
クマササの中を歩き始めると、振り返った目線の向こうに、剣山から次郎笈が
クッキリと浮かんでいた。雲ひとつ無い素晴らしい遠望!
樹林帯を抜けた辺り 爽やかに歩いて行く静御前!
丸笹・剣に次郎笈がくっきりと・・・!
大岩の足元には笹原が続いている 大岩を過ぎたら、あとひと息!
山頂直下の大岩までくると三嶺らしい景色になってくる。
先行する4人がなにやら大岩を眺めて話し込んでいる。
後から追いついて同じように見てみると、岩にカラビナが打ち込まれていた。
「こんなとこ、登る人が?」
最後の急登を登りきると、いつもの山頂池が出迎えてくれた。
昨年は残っていた雪渓も、今年は暖かかったせいか、消えてなくなっている
小屋への分岐の所で、兵庫から来たという一行と挨拶を交わす。
今回は行程が長いので、小屋には寄らずにそのまま山頂を目指す。
少し歩いて振り返ると、笹原・池・避難小屋の3拍子の景色。
何時見ても飽きない、とても綺麗な風景だ!
三嶺と云えばこの景色。
剣山系前衛の山々の全てが見える
北を見ると、落合峠を挟んで、左に烏帽子・寒峰、右に矢筈山がくっきりと見える。
山頂の笹原を春の風が撫でていく様を眺めながら、一踏ん張りで山頂に到着した。
コメツツジとクマササの中を歩く 山頂直下の最後の登り
時間も丁度お昼。それぞれにお弁当を広げて昼食をとる。
西を望めば、青ザレの向こうに、これから向かう西熊山、天狗塚が見える。
笹原が続いていく稜線がとても綺麗で、ずっと眺めていても飽きない。
西熊山の向こうに天狗塚と牛の背が見える
昼食を済ませ、三嶺山頂から一端下り、また登り返す。
青ザレの横はまっ平ら笹原。どこまでもこんな道が続いたら・・・なんて
考えながら歩いて行く。
さぁ、まずは西熊に向けて出発! reikoさんのダブルストック姿
快適な笹原歩き
青ザレを越えての急坂を降る 降りきってから軽いはアップダウン
青ザレを過ぎ、急坂を降りきると、笹とコメツツジの道
軽くアップダウンを重ねていくと、西熊山のゆったりとした尾根に着く。
振り返ると今歩いてきた稜線が折り重なって見える。
ここからの展望も、今回のルートの中のハイライトのうちの一つ。
ん〜・・・・・絶景!
西熊山山頂で、三嶺をバックに!
三嶺山頂から約一時間で西熊山に到着した。
取り合えず腰を降ろして思い思いに一服。
昨年はここから折り返したが、今日はちらっと頭を覗かせている天狗塚まで歩く。
「オカメから天狗峠までが急だな〜」などと思いながらも出発。
これから向かう天狗塚が頭だけ覗かせている
三嶺から約一時間で到着 西熊山からも一端降っていく
西熊山から天狗峠までは、僕にとっては初めての道。
山頂から降っていくと、いろいろなHPで紹介されているオカメ岩に着いた。
少し横を覗き込むとこれも有名な、赤い屋根の避難小屋が見える。!
綺麗に修繕された赤い屋根が、新緑の中に映える。
また機会があれば、あの小屋に泊まってみたい。
修繕されて綺麗になった赤い屋根 オカメ岩をバックにマーシーさんと!
オカメ岩から天狗峠は、今までの笹原稜線歩きとは違った道。
苔岩の中を歩いたり、ロープに掴まりながら登ったりで
短時間だけれど、結構息が切れる。
ところでマーシーさんの姿が見当たらない。・・・と思いきや
登山道から外れて、天狗峠の一つ向こうの尾根を歩いている。
藪コキ大王≠ニしては、今日のルートでは平凡すぎて飽きてしまったらしい。
そういえば西熊山の手前では、エントツ山さんがしきりに眠たい!と言っていた。
この二人にかかったら、今日のコースは遠足なんだろう・・・・。

雰囲気のある苔岩を通過 ロープに掴まり登ってくるreikoさん
天狗峠手前の分岐に出ると、天狗塚がその姿を現してくれた。
別ルートを歩いてきた、マーシーさんも合流。
一息入れた後、峠にザックを置いて、天狗塚山頂へと歩いて行く。
分岐で休憩 天狗峠まで来ました
昨年山の会で来た時は、ガスの中で全く景色が見えなかったが
今日は文句なしの青空。
陽が山頂の西に回りこみ、逆光の中天狗塚が光っている。
ザックがない分、足取りも軽くなる。・・・あと少し!
名頃の駐車場を出発して6時間30分で天狗塚に到着。
みんな笑顔で記念撮影。
振り返ると今日歩いてきた山々や縦走路が見える。
reikoさんと静御前 山頂碑の前で
山頂から天狗峠を振り返る
残すは天狗塚登山口までの下山のみ。
峠まで戻りザックを背負い下山開始。ここまで長時間歩いた足には
最初の急坂の下りが堪えます。
17時前に全員無事に下山。kyoさんの車に乗り込み(マーシーさんは荷室に)名頃まで。
エントツ山さんは人数オーバーの為、自慢のモンキーで・・・・。
ところがなかなかエンジンがかからず、途中でも止まってしまう始末。
結局、マーシーさんが迎えに行く事に。

それでも8時間の道のりを、気のあったメンバーで楽しく歩けた一日でした。
普段はそれぞれのスタイルで山歩きを楽しみながら
年に1・2回は集まって歩くのが、とても新鮮で楽しみ・・・・。
また機会があれば。次回は宴会付きでなんて・・・!
天狗登山口到着。お疲れ様でした。 まだ仕事が残っていたエントツ山さん
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