■■ 沓掛山・笹ヶ峰(愛媛県) 2011.07.14  ■■
夏本番、四国の山!って感じの一面シコクザサの世界へ!
今回のテーマも笹原歩き。
この笹原の山は四国の夏山って感じがするのは自分だけでしょうか?
そんな訳でガイドブックを覗いてみると、山頂をシコクザサに覆われた山が目に付きました。

10年ぶりに下津池からの林道を、車の底を気にしながら登山口に着きました。
途中は沢沿いの道です。沢の水が増水しているのか、
随分と大きな音が聞こえてきます。
自然林から人工林に変わりはじめ、大岩を過ぎると
その当時、別子銅山へ木炭を運ぶ集積地だった宿に着きました。
鬱蒼とした杉の林の中、大きな広場のようになっています。
ここから昔別子への馬道だった西山越えを目指します。
その途中、木炭を撒き散らした場所に出ます。
たしかに昔、炭を運んだ道のようです。
西山越えから沓掛山までの稜線は
ブナを中心とした自然林の気持のいい道です。
その自然林のこもれび道から急に明るい開けた道になると、
目の前に沓掛山の笹原山頂が姿を現します。
ここからアキレス腱が伸びきりそうな急な坂が続いて行きます。
途中ウラジロモミの木陰で休憩しながら、登って行きます。
振り返ると大永山の方から雲が登ってきます。
途中から正面に笹ヶ峰が姿を現します。
息をきらせて登りつめると、沓賭山山頂です。
誰もいない山頂を独り占めして一服です。
山頂の道標から少し西に歩くと、笹ヶ峰から続く稜線が一望できます。
石鎚山へと続く峯の大パノラマです。
伊予富士
西黒山・瓶ガ森
石鎚山
山頂で休憩した後、今日は時間があるので笹ヶ峰へ登ることにしました。
山頂から急坂を、笹を掴みながら降り、西山越えを過ぎ、丸山荘を目指します。
途中ブナの大木の横を通り、廻りが開けてくると
今度は笹ヶ峰の笹原が、青い空の下で輝いていました。
10年ぶりの丸山荘です。軒先で2人の男性が休んでいました。
50年ほど前はここまで歩いてスキーをしに来ていたなんて、昔の人は元気です。
丸山荘の横に笹ヶ峰まで40分と書かれた標識がありました。
(僕にはとても無理なコースタイムです)
最初はヤマアジサイの咲く道を歩いて行きます。

アジサイの道からシコクザサの道に変わると、もうひとふん張り。
先ほどの男性も頑張って登って来ています。
約1時間で山頂に着きました。山頂には男性が一人と、南斜面に降っていった女性が二人。
山頂では笹原を駆け上ってくる風が、熱くなった体を冷やしてくれます。
買ったばかりのバーナーでお湯を沸かし、ラーメンとおにぎりの昼食です。
後から登ってきた塩江から来たと言う、男性二人と話をしながら
そして景色を楽しみながらのお昼です。
山頂からは東にちち山から平家平、西には寒風山から石鎚まで
360度の展望です。
コメツツジの可愛い花も見れ、二つの山からの大パノラマも見れて
大満足の一日でした。
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