■■ 土佐矢筈山(徳島・高知県) 2005.09.19  ■■
別名、笹矢筈の名の通り、朝露の中をびしょぬれも楽しい尾根歩き!
前日に家族サービスをして、さぁどこに行こうかと考え、
8月に殿下とreikoさんが歩いた、雲の上の笹原歩きの写真が、
ほんとうに気持ち良さそうだったので土佐矢筈に決定。
でも矢筈峠の高知側からアプローチは軽自動車ではちと遠いので、
京柱峠から登ってみることにした。
大歩危・かずら橋経由で京柱峠に到着。
徳島ナンバーのワゴン車でご夫婦が前泊していた。

京柱峠途中での滝 京柱峠に到着 高知側には梶ケ森が見える
峠案内図横の林道をしばらく歩くと、土佐矢筈道標。
ここから尾根の道へと登っていく。
カヤ原で一瞬迷うが、そのまま進み、痩せ尾根を越えると急登が始まった。
足元は木の根が多く、下りは滑りそうだななどと考えながら
(案の定雨に濡れた下り滑った)登っていく。
杉の木立から雑木に変わると「右:原始林経由」と書かれた看板。
楽そうな左の道を選ぶと、尾根の北側を廻り込む道で
20分ほどで「モミ千本」に出た。

しばらくして急登が始まる 右:原始林経由の道標 モミの木千本で一息いれる
ここでタバコを取り出し一息入れる。
その後モミの木々の間を歩くと笹原の稜線にでた。
天狗塚と梶ケ森が見える。
峠での青空から比べると、随分と雲が出てきた。
徳島側を見ると、天狗塚と牛の背が見える 高知側には梶ケ森の鉄塔が見える
矢筈と小檜曾の分岐からは膝下の笹原道。
旧小檜曾山は矢筈までにいくつかある小ピークのひとつ。
道標にはすごい数の虫が群がっている。
そ〜と近づき写真を撮るが、
あっという間に集中攻撃を受ける。
土佐矢筈への分岐 旧小檜曽山で虫の集中砲火 土佐矢筈をバックに
reikoさんの時のように青空ではないけれども、
ここから矢筈までは快適な笹原歩き。
でも登山靴の中がチャプチャプいいはじめたのが気になる。
お尻から下はびしょぬれ! でも、楽しい笹原歩き
1,541mの小ピークまで来ると矢筈山はもうすぐ。
ピークから少し下ったところで4人のグループが休憩していた。
軽く挨拶をして、横を通り過ぎ、鞍部の岩の上で小休止。
行動食のクッキーを頬張りながら、地図を広げてみると
ここから山頂まではあと100m。
1,541mの小ピーク 矢筈山の手前で1,541峰を見る
鞍部から少し登ると、一端快適笹原は終わり
またまた露で濡れた笹の中を歩く。
約20分で矢筈山に到着。
東を見ると天狗塚や綱附森が見えるが
ここでも羽虫が頭の上を旋回し始めたので
写真を写して、早々に避難する。
山頂にはご夫婦が一組いたが、羽虫をよけて、西の斜面でお弁当を広げ始めた。
土佐矢筈山・山頂 牛の背の笹原が見える 三等三角点(点名:矢筈山)
11:00と時間は少し早いが大岩の横で腹ごしらえをすることに。
少し小雨がちらつき始めたが
矢筈山の笹原を眺めながら、おにぎりを頬張る。
西斜面から矢筈峠に降りていく人が見える。
矢筈から西に少し降りた大岩 1,541mまでの下り道 1,541mから小檜曽山方向
小雨の中、カッパをだすのも億劫なので、傘をだして歩く。
小雨だし、風も無いので、カッパに比べれば快適。
笹原の中を傘をさして歩くのも、オツなもんだなと思いながら・・・・。
京柱峠への折り返し、傘をさしながら・・・。
靴の中は相変わらずチャプチャプいっている。
足元が空洞の笹原はいいのだけれど、足元まで根がある笹原は歩きづらい。
振り返ると、土佐矢筈にもガスがかかり始めた 時折、腰まである笹の中を歩く
京柱峠の分岐までもどり、新?小檜曽山を目指す。
歩く人が少ないのか、笹の勢いが強い。
静かな尾根歩きの中、笹を掻き分ける音だけが聞こえてくる。
京柱峠の分岐から、往復してきた土佐矢筈を振り返る。
ほどなく小檜曽山に到着。二等三角点に腰掛てタバコを一服。
ここからさらに進むと鞍部が笹越という地名になっている。
笹渓谷から国道439戦への旧峠道だったらしい。
分岐にもどり、モミ千本まで下る。行きの道と違う原始林経由で下ってみるが、
原始林というよりは、倒木の道と化していて、すごく歩きづらい。
しばらくすると本格的に雨が降ってきたが、ズボンも靴もすでに濡れているので
そのまま歩き、京柱峠に到着。
着替えを用意していて正解!車の陰で真っ裸になって、タオルで体を拭き
着替えると妙に爽やかな気分になる。
茶店の横の湧水で顔を洗って、帰路は大豊に向かって降りてみる。
大豊から高速を走って、娘の迎えになんとか間に合わせた。
新?小檜曽矢山 道標と三角点 原始林は倒木だらけ
今回、出会った草花!
テンニンソウ ヤマラッキョウ(蕾)
トゲアザミ ヤマラッキョウ シコクフウロ
リンドウ アキノキリンソウ
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