■■ 剣山〜一の森〜槍戸山(徳島) 2006.07.30  ■■
白骨林越に見る剣・次郎笈のパノラマ!
1週間後に控えた「白山」の山行を少しでも楽に、と思い
手近な剣山でも歩こうと思いつく。でも折角だから、まだ行ったことのない
一の森・槍戸山まで足を延ばすことにする。
いつものように見の越に車を停め、剣神社で一礼をしてスタート。
天候は生憎ガスっているが、かえって涼しくていい。
西島までは約40分の道程。売店の横で一息入れる。
リフトの駅の横からの道にはシコクフウロが至る所で咲いている。
刀掛けの松まで来るとあと少し、取り合えずは剣山の山頂まで歩いてみる。
リフトが羨ましい 刀掛の松の分岐
9時過ぎに到着した山頂は、やはりガスの中。
それでも次々と大勢の人達が木道を歩いてくる。
汗を掻いた半そでの上着では、少し肌寒くなってきた。
次々と大勢の人達が上がってくる 山頂道標をバックに
測候所の脇を通り、一の森を目指して歩いていく。
尾根のよく整備された道を歩いていく。
一瞬だが青空が顔を出す。
低い笹原に綺麗な道が続く 丁度北側が晴れてきた
小ピークを右に巻き、もう一つ小さなピークを上り下りする。
天気が良ければ、笹原越しに展望が広がっているのだろう。
剣〜一の森の中間点の小ピーク
遭難者の碑まで来るとあと一息。
尾根を登れば一の森山頂、左に巻けば一の森ヒュッテへの道。
遭難者の碑の手前! 西側の展望が開けている
山頂は帰りに寄ることにして、巻き道へと進んでみる。
しばらく歩くと、青い瓦棒の屋根が見えた。
剣山から30分弱でヒュッテに到着した。
みなさんのHPでは拝見していたが、今日始めての訪問。
早速中へ入り、内田さんにコーヒーを入れてもらう。
少しお話をした後、槍戸に向かって出発する。
これが有名な一の森ヒュッテ 槍戸までの間で点在する白骨樹
ヒュッテから一端下がって鞍部にでる。
正面に槍戸山らしきピークが見え始める
振り返ると一の森の東に笹原が広がっている。
白骨の木々を見ながら右に巻いて登っていくと槍戸山の山頂に到着した。
槍戸山頂手前の尾根筋 誰も来ないうちにハイ・ポーズ
山頂でクッキーを頬張りながら記念撮影!
少し天候も回復して、南西を見ると、スーパー林道の剣山トンネル辺りが見える。
新九郎山の向こうにおそらく石立山から中東山へ続くの稜線が見える。
帰りは左に剣と次郎の稜線を見ながらの快適な尾根歩き。
生憎雲がかかって山頂は見えないが、時折瞬間だけ次郎が顔を覗かしてくれた。
途中ですれ違った人に、「これでお会いするのは3度目ですね!」と声をかけられる。
ゴヨウマツやモミの間を歩き、降ってきた急坂を登り返すとヒュッテの手前まで来た。
今度は左に折れて、一の森の山頂まで歩いてみる。
天気が良ければ剣。次郎が・・・・! 振り返って槍戸山山頂
三角点は山頂の手前にあった。
青いヒュッテの屋根を見下ろしながら歩くと、一の森山頂に到着。
本来ならここからの展望もバッグンのはずなのに・・・・。

現在改測中の三等三角点 ドーマが5つも並んだ三角屋根
山頂で写真を撮った後、もと来た道を下がってヒュッテに戻る。
ヒュッテの前のベンチでおにぎりを頬張る。
ヒュッテの周りのお花畑でアサギマダラがたくさん飛んでいた。
ナンゴククガイソウにとまったところをパシャ!
一の森山頂でもハイ・ポーズ! 徳島のグループの方と内田さん
30分ほど休憩をして、ヒュッテを後にする。
今度は遭難者の碑の分岐から右に折れて行場を歩いてみることに。
往きの尾根道とはうって変わって、樹林帯の中を歩く。
修験者が修行した雰囲気は充分に伝わってくる。
小さな滝や、神社、鎖場を過ぎ急登を登るとロープが張られた
キレンゲショウマの群生地を横切る。
花はまだ蕾だが、この花を目当ての人たちと度々すれ違う。
行場は変化に富んだ道で、楽しい 修験者もこの水を飲んだんだろうか
刀掛の松のベンチで一息入れ、西島へと降りていくと
旗を持ったガイドさんを先頭に、大勢の観光客が登って来る。
結局リフト駅に着くまで、ほとんど人の列がきれることがなかった。
でも残念ながら花は未だ・・・・!
未だ硬い蕾の状態 鶴の○○の大岩
人・人・人の西島駅 見の越には大型バスが何台も
今まで何度も足を運んだ剣山。でも毎回次郎笈の方へ目がいってしまい
今回初めて訪れた一の森。そしてその奥にある槍戸山。
また一味違った剣山と次郎笈の姿を見ることができ
一年振りにキレンゲショウマの蕾!とも対面でき、静かな山歩きを楽しめました。
今回のGPSの軌跡
[TOP]