■■ 高仙山 627.1m ・護摩山 433m(三木町・さぬき市)  ■■
今日は娘がお昼まで部活動に出かけていない。
それまでの間にちょっとそこらの里山に出かけてみようと、息子に声をかけると
ツレナイ返事が返ってきた。それではと、「図書館に寄って、その後ドライブしよう!」と
誘い出した。車を出した後に「ドライブしてから、帰りに図書館に行こう」と
予定通り?に変更を告げた。
目指すは展望バツグンの高仙山。長尾の町を抜け前山ダムを過ぎ、広野の集落から
さらに車を走らせほとんど山頂の高仙山公園に車を停めた。
広野の集落から見る高仙山 三木・高仙山深山のみち のどかな里の風景
公園の遊具施設を南に進むとあっと云う間に、高仙山山頂。
四等三角点「高仙山」。標高627.07m。
今までの里山のなかでも、最短の歩行時間・距離だった。
手をポッケに入れて、余裕の登り坂 高仙山山頂は展望は良くない
引き返して公園の遊具で遊び、そのまま北にあるキャンプ場の横を通り
展望台まで歩いていく。以前に家族で遊びに来たことがあるのを
歩いていく内に息子が思い出した。
この遊具の南側が山頂 展望台を目指して歩く
展望台は高仙神社に向かう道の途中から、左に曲がって進んだ突き当たりにある。
南西から北東にかけて遮るものがない、平野部を一望できる。
今日は空が少し曇っていて霞んだように見えるけれど
天気のいい日の景色は絶景だろうと思う。
三木から高松にかけての景色が一望できる
ベンチに腰掛けて景色を楽しんでいたのに、息子は直ぐに飽きてきた。
展望を前にして、のんびり佇んでいる親父の横で、
何時ものように息子が石投げを始めた。どうやら飽きてきたようだ。
子供にとっては歩いてきた過程や、その結果得られた山頂での展望なんて
あんまり関係ないようで、興味の対象は次から次と変わっていく。
「はよ、もどろう!」と言い出した。 その前に「おしっこ」
親父はもう少し景色を眺めていたかったが、仕方がないので元来た道を引き返した。
途中から標識に従って高仙神社まで歩いていく。
神社の鳥居の手前に先程広野集落で見かけた「三木・高仙山深山のみち」の標識を見つけた。
麓から歩くとどうやらここにたどり着くようだ。こんど時間があれば
ゆっくりと歩いてみよう。
社叢は高木に囲まれ良い雰囲気 深山のみちの標識
この神社は雨乞いとお産の神様だそうだ。昔はこの近くにお寺もあって
僧兵が常駐するかなりの規模だったらしい。
本殿の裏には展望台があり東の景色が特に素晴らしかった。
車で公園から山を下り国道377号線に出ると、
大窪寺に向かう交差点のところに、ちょこんと飛び出た山の頭が目に付く。
「まだ時間があるけん、あの山登って、それから図書館に行こう」と云うと
「何分くらい」と聞かれ、「10分くらいやろ」と適当に返事をすると
「ほんまやな〜」と念を押された。(結局嘘を言ったことに・・・。)
車を小学校を過ぎた辺りの側道に停め、直ぐ向かいにある道を登って行く。
(多和小学校の手前に駐車場がある)
牛舎らしい建物の手前に山に入る道がついていたので、そこから登り始める。
道は北側に向かって続いていたが、そのまま山頂目指して真っ直ぐ登ってみる。
畜舎の手前に道らしきものが 道を外れて直登してみる
しばらく登ると石仏の並ぶ道に出た。見上げると岩の崖になっている。
(山の中腹で、周回できる道になっている)
その道を南へ歩くと、どうも降っているようなので
またまた道から外れて、岩の間を縫って登ってみる。
足元が落ち葉で埋まる 石仏の並ぶ道に出た
ここからは木の枝に掴まりながらの登り。
それでも一度だけ、息子の手を握って引っ張り上げただけで
あとは一人で登ってきた。
木に掴まりながら 崖も一人で上がってきた!
一汗かいたところで山頂に到着。思ったよりスペースがあり広場に鳴っている。
標識も三角点もないが、石柱らしきものが埋められていた。
廻りは木々に囲まれていて展望はきかない。
山頂の南西に綺麗な道があったので降っていくと、先程の石仏のある周遊道に出た。
その道をさらに降ると、ちょうど神社の鳥居さんに降りることが出来た。
前回の金山の時もそうだったが、登りは道が判らず藪コキをして
山頂に着いて初めて登山道の確認ができ、くだりは難なく降りることができた。
最初から登山道を登れば、何でもないのだけれどこれも里山の楽しいところ。
この護摩山はマグマ流れでて、それが固まってできた岩の塊で、流紋岩といわれる岩頸だそうだ。
西日本でも希少な地質だそうだ。
神社からは参道を降りていき、車まで戻って、約束通りに図書館に向かった。
三角点ではない石柱 少しだけ疲れた様子
南西の景色 綺麗な道を下っていく
鳩の糞ではありません 流紋岩の岩頸
この鳥居の横を上がると道がある 小学校を過ぎてこの道を上がると神社
山の会のKさんが撮影した、高仙山からの写真です。
県内の写真家達の間では有名な撮影スポットだそうです。
[TOP]