■■ 大滝山 946m(高松市)  ■■
秋本番と云う事もあって、どの掲示板にも紅葉のきれいな写真が貼られている。
平日に代休を取ったものの、天気予報は午後から雨・・・。
それでも諦めきれずに、近場の大滝山に少し遅れて「ちっちゃい秋」を見つけに出かけてみた。
内場ダムを過ぎるまでは紅葉はまだまだ先と云った感じだったが
大滝山キャンプ場まで来ると、もみじがきれいに色づいて出迎えてくれた。
キャンプ場内の鮮やかなモミジ 大生口から入山
「大生口」の登山口を過ぎて最初のカーブの所に車を停め、
そこから少し県道を戻って道標に従って、まずは石の上をピョンピョンと沢を渡る。
沢を渡ると「大滝山」まで約2キロの道標。さらには「マムシ注意」の要らぬ看板。
道は最初から綴れ折れの急な坂でスタート。
もうマムシもいないだろうな? 最初から急な坂が続きます
いつもは団体での山歩きでは、他の人たちのペースが気になるのですが
一人歩きの時は、気兼ねなく自分のペースで歩けるので
ゆっくりと色づく木々を眺めながら登っていく!
紅葉もいくら綺麗な色に染まっていても、単色では味気ない。
緑の色から赤や黄色や赤ののグラデーションになっているのが一番綺麗だ。
鮮やかな黄色い色に目が奪われます。
途中の急坂で「今日は城ケ丸まででいいや!」なんて弱気になりながらも
それでもマイペースで歩いているうちに「大生峠」に着いた。
折り返して西に芳尾峠への道が続いている。
ここから城ケ丸を経由して大滝山までは、軽いアップダウンはあるものの
尾根筋の快適な道が続く。
約30分で大生峠に到着 ここからは快適な尾根道
大生峠から10分そこそこで城ケ丸に到着した。
943.3mの道標と三角点。たっぷり積もった落ち葉が、間近に迫った冬の到来を感じさせる。
東屋と三角点のある城ケ丸 二等三角点「大滝山」
城ケ丸から大滝山までは、県境の杭と大瀧寺の境界ロープに沿って歩いていく。
所々に立てられている県境の看板。大瀧寺の所有地と云うのを
ことさら強調しているようで・・・・・。
ことさら所有地を強調した看板が続く ブナ峠までの道
県境歩きをしばらく続けていると、見事なブナ林が現れる。
香川県では竜王山とこの大滝山にしか生育していないそうで
黄色く色づいた黄葉を見ることができました。
たくましく空に伸びるブナに囲まれたテラスで一息いれた後
さらにブナ峠まで進んでいく。
ブナの黄葉に間に合いました。
峠の分岐点から西照神社の裏を登っていき
木々に囲まれた大滝山山頂で記念撮影。その後神社まで降りて参拝。
平日ということもあってか、人影も無く、静まりかえった境内に拍手の音が響く。
参拝の後は本道を横切り峠へと帰る。
薄暗い大滝山山頂 静まり返った西照神社
元来た尾根道を大生峠まで戻り、そのまま大生口まで下りて行く。
途中で一組のご夫婦とすれ違うが、下り気味の天気が少し気になった。
今年の紅葉は全国的に不評だけれど、それでも色づいた木々を間近に見ると
日本の四季の素晴らしさを感じずにはいられない。
静かな静かな山歩きでした。
−番外編(大窪寺の紅葉)
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