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桟敷峠の手前で進まなくなった。 |
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見上げる峰も薄っすらと・・・ |
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時刻はまだ10時を少し過ぎた頃、。
悔しいけれど冬装備をしていない車では限界なので、引き返すことにした。
山を下りながら、「さて、どうしたもんか〜」と考える。
帰り道、少し遠回りになるけれど「三頭越」の峠道を歩いてみることにする。
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渋々Uターンして引き返す |
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吉野川北岸から振り返る |
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まだ「みかどトンネル」も、もちろん「三頭トンネル」もできていない頃
その当時よく一緒に山に出かけていた人と二人で、悪路を登った記憶がある。
もう20年以上も前のこと。記憶はほとんど残っていないが
峠で「おっぱい地蔵」があったのだけは覚えていた。
美馬から「三頭トンネル」を抜けて、直ぐに車道を折り返し、道の脇に車を停めた。 |
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明神川に掛かる箸を渡る |
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橋を渡ると県立自然公園の道標 |
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橋を渡ると県立自然公園の道標に「三頭越1.850m」と書かれている。
最初は整備された道筋だったが、そのうちに沢に大きな岩があふれ出し
たっぷり積もった落ち葉のせいもあって、所々赤テープを確認しながら歩くようになる。
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台風によるものか岩がゴロゴロしている |
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道も不明瞭な箇所がある |
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道の途中には石仏が祭られ、その間に登山者が置いて行ったケルンもどきが
至る所で目に付いた。まるで賽の河原でも歩いているような雰囲気にもなる。
ただ道を上り詰めるにつけ、段々と前方が明るく開けてきて
谷から峠に近づいているのを実感できる。
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所々に祭られた石仏 |
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おでんの具のようなケルン? |
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何箇所かは渡渉する所もあったが、水の少ないこの時期は全く問題ない。
たっぷり積もった落ち葉の絨毯の上を歩いていく。
途中。にある道標が、残りの距離を教えてくれる。
先ほどの国道沿いにあった、電光掲示板の気温が5度だったが、
やはり登っていく内に暑くなり、1枚上着を脱ぐ。
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沢をどんどんと上り詰める |
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たっぷりと積もった落ち葉! |
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正面に稜線が見えると左に少し回りこむ。
そこからは尾根に沿って登っていくと「三頭越」に到着。
目の前に大きな鳥居が建ち、その向こうに目当てのお地蔵さんが・・・・
記憶では2対が並んで建っていたように思っていたが
「乳房地蔵」(あめのうずめのみこと)と「天狗地蔵」(さるたひこのおおかみ)は
お互いに向き合って建っていた。 |
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天鈿女命(乳房地蔵)にタッチ |
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両側に額のある珍しい鳥居 |
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久しぶりの再会にツーショットで |
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鼻の折れた猿田彦命(天狗地蔵) |
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峠は阿波から金毘羅への道として利用され、当時は茶屋もあったほど賑わっていたらしい。
東は寒風越えから竜王山への道、西は大川山に続く道、そして南は阿波への道と
この峠が昔からの要所だったのがうかがえる。
南に目をやると、雑木の向こうに少しだけ景色が見える程度で、ほとんど展望はない。
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じっとしているとやはり体が冷えてきた。
バーナーでお湯を沸かして、コーヒーを飲むことにした。
ついでにコンビニで買ったクリームパンを頬張る。 |
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暖かい飲み物がありがたい季節に。 |
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意外と美味しかったパン |
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30分ほど峠でのんびりと過ごし、登ってきた道を引き返す。
平日の三頭越えの道は、誰一人会う事も無く、静かな静かな道でした。
約40分ほどで停めていた車の所に到着。冷えた体を温めに
直ぐ近くにあるエピアみかどに飛び込み、ゆっくりお湯に浸かって帰路に着きました。 |
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寒風越えへと続く道 |
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お別れに記念撮影 |
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途中に残る石積み |
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何の建物があったのか |
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