■■ 白山  2006・08・04〜06 ■■
(前編)
今回は年に一度の特別行事。昨年の伊吹山が天候不順で中止となり
一昨年の立山以来2年ぶり。
山楽会以外の方の参加もあり(HP仲間の殿下とreikoさんのご夫婦も特別参加)
総勢24名で22時過ぎに最終の立ち寄り先の津田SAをスタート。
思ったよりも広いバスの座席に満足して乗り込んだものの、やはり熟睡できるものではなく
眠れぬままで白山のメイン登山口の別当出合に5時過ぎに到着した。
バスを降りて朝食を済ませた後、登山口センターまで歩く。
ここで班分けの確認をして、いよいよスタートとなる。
別当出合の駐車場 朝食を済ませて準備万端 登山口センター(6:00)
登山口センターの奥に架かる、つり橋を渡ると砂防新道の始まり。
朝の澄み切った空気の中を歩くのは、本当に気持ちが良い!
班編成もお構いなく、道の脇に咲いている花々を、写しながら歩いていくと
約1時間弱で中飯場に到着する。
けっこう揺れて歩きにくいつり橋 中飯場で休憩(6:45)
中飯場から不動の滝を見ながら石段を登り、九十九折れの道を進んでいく。
正面に不動の滝が見える 道標も整備されて見やすい
センジュガンビ タマガワホトトギス
シモツケソウ タカネニガナ エゾシオガマ
別当覗きで観光新道の尾根を見上げ見る。
そこから暫く歩くと甚之助避難小屋に到着した。
ここでも既に大勢の人が腰を降ろして休憩をしている。
振り返ると別山が見え始める 甚の助避難小屋に到着(8:20)
ゴゼンタチバナ ミヤマキンポウゲ ヨシバシオガマ
イワハゼ ミヤマダイモンジソウ コイワカガミ
南竜への分岐を過ぎると、いよいよ白山が近づいて来た雰囲気が出てくる。
山腹を巻くようにして沢をいくつか渡る。
木々の背丈も低くなり始めた 徐々に高山の雰囲気が出てくる
ハクサンフウロ タカネナデシコ テガタチドリ
延命水を過ぎた辺りから急登になる。
黒ボコ岩までは今日の登りの中で一番キツイ所。
息を切らせて登って行くが、道の傍らの咲く沢山の花が背中を押してくれる。
お花畑の急登(飴と鞭) 黒ボコ岩(9:45)
黒ボコ岩では皆さん思い思いに、たっぷり汗をかいた体を休めていた。
岩の上にひょいと登ると、弥陀ケ原越に御前が峰が今日はじめて見えた。
ハイマツの濃い緑に真っ白な雪渓、そして雲ひとつない青い空。
振り返ると別山が裾野を広げてでーんと座っていた。
別山をバックに、ヨッ!ご両人! はじめて姿を現せた白山
黒ボコ岩で一服の後、最後の弥陀ケ原に入っていく。
草原の中の木道を御前峰と雪渓を眺めながら歩いていると自然と鼻歌が出てくる。
しばらく歩くと今日はじめてのミヤマクロユリに歓声があがる。
別天地の弥陀ケ原を過ぎ、最後の登り坂の五葉坂を越えると
今日の宿泊地の室堂ビジターセンターに到着した。
やっと室堂に到着(10:30) 時間は早いが昼食のお弁当を食べる
一度に100人以上は座れるりっぱな食堂で
多賀SAで買ってきた弁当を頬張る。
11時30分にチェックインを済ませ、荷物を部屋へ運ぶ。
荷物を部屋に置いたまま、気軽な格好で、御前峰に登ることに。
白山比盗_社の横から、石畳の道を登り始める。
登山道の横では、さっそくクロユリが出迎えてくれる。
御前峰を目指してスタート(11:55) 石畳の階段は結構疲れる
ミヤマクロユリ ミヤマアキノキリンソウ クルマユリ
イワギキョウ イワツメクサ カラマツソウ
ここから山頂までも、イワギキョウやクルマユリのお花畑。
降りてくる人たちと挨拶をしながら、時折振り返っては室堂と
別山の景観を楽しみながら登っていく。
ハイマツを抜けると山頂が近い 盗_社石垣が見え始める
最後はジグザクの道を、白山比盗_社奥宮の石積みを目指して歩いていくと
2,702mの御前峰の山頂に着いた。(バンサーイ!)
山頂からは360度遮るものもなく、東は御嶽山や乗鞍岳が霞んで見え
北には火口跡を囲むようにして剣ケ峰や大汝峰の荒涼とした風景が広がっていた。
山楽会のマドンナが一同に(12:40) 御前峰でハイ・ポーズ
■■ 後編に続く ■■
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